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モンベルのV.B.P.バックパネル

モンベルの新作で“背中の汗問題”が一発解決!ダイソーの類似品とも比較してみた

モンベルの2025春夏新作「V.B.P.バックパネル」をレビュー! 蒸し蒸しと暑い季節になってくると毎年悩まされるのが汗染み問題。アウトドアに限らず、通勤時などの日常生活でも、特にバックパック派の方は、背中が蒸れて不快感もマシマシ。

そんなバックパック派の悩みを解決してくれそうな新作アイテムをモンベルで発見。実際に使って効果を検証してみました。

目次

アイキャッチ・記事中画像撮影:筆者

「あ~~背中暑ッ」ってなる夏…

背中が暑い男性
出典:PIXTA

梅雨時~真夏は、汗との戦いが避けられない季節。とくにバックパックを背負っての通勤通学やアウトドアとなると、不快なのが背中の汗ですよね。

暑い季節になると通勤時に駅まで歩くだけで、バックパックが接している背中や肩周りはすぐに蒸れて、タオルで拭き取らないといけないぐらい汗ビッショリに。また、リュックを背負って登山をする機会も多い筆者としても、この問題は長年憂鬱に感じていました。

そこで“バックパネル”なるものを導入してみた!

モンベルのV.B.P.バックパネル

それが、モンベルの「V.B.P.バックパネル」。2025年春夏の新作として発売されたばかりのアイテムです。

要はバックパックの背面に取り付けるパネルで、汗による背中の蒸れを軽減できるというまさに件の悩みをドンピシャで解決してくれそうなもの!

モンベルバックパネル

これがあれば、今年こそ背中滝汗問題から解放されるかも……? とくに登山では汗でびっしょり濡れたままの服を着ていると、汗冷えで体温が奪われて低体温症になる恐れもあり、早急に解決したいところです。

というわけで、さっそく購入。実際に使ってみて、本当に汗を軽減する効果があるのかを試してみました。後半では似て非なる(?)ダイソーグッズとも比較してみたので、この夏の汗問題の解決策としてぜひ参考にしてみてください。

モンベルの「V.B.P.バックパネル」ってこんなアイテム

モンベルならではのベンチレーションシステムが光る!

モンベルバックパネル

バックパネルの全長は、高さ45×幅28.5×奥行き6cm。通勤通学や、一泊二日のアウトドアや登山にちょうどいい20〜30Lのバックパックにも装着しやすいサイズ感です。

モンベルバックパネル

商品名にもあるV.B.P.とは「ベンチレーション・バック・パネル」のこと。バックパックと背中の隙間に風を通すことで、蒸れを軽減してくれる仕組みなんだとか。

素材には210デニールのバリスティックナイロンが使われていて、しっかりとハリのある印象。フレームも金属製で手にした感じ頑丈ですが、重さはというと298gで背負っていてもさほど気にならなそうな重量です。

モンベルのV.B.P.バックパネルのメッシュ素材

また、背中に接触する部分は全面メッシュ素材。通気性に優れていて、汗も素早く放出してくれるんだそう。

装着は3ヶ所のストラップを括りつけるだけ

モンベルバックパネル

取り付け方法は3ヶ所にあるストラップでバックパックに括りつけるだけと、至って簡単。モンベルだけでなく、幅広い製品に取り付けできる汎用性も嬉しいですね。

とは言え、実際の効果はいかがなものでしょうか。さっそく実力を知るべく、これを携えて検証へGO! しっかり気温が上がった暑い日に、試してきました。

装着/非装着の2パターンで実力を試してみた

モンベルバックパネル

この日の予報は最高気温29℃で、湿度も高め。検証にはうってつけの日というわけで、さっそくパネルを装着……と思ったのですが、比較がないと真の実力がわかりにくい。まずは何も付けていない状態のバックパックを背負って、近所を30分ほど歩いてみました

筆者が普段から日常生活や登山で使っている、28Lのバックパックを使用しています。

モンベルバックパネル

歩いているときから蒸れていましたが、やはりバックパックを下ろしてみると肩甲骨周りにくっきりと汗染みの跡が。とくに背中周りにはしっかり汗をかいたことがわかります。

染みてはいませんが、実際には背中全体にも汗がじんわり。このまま電車などに乗るのはちょっと恥ずかしい……すぐにでも着替えたいレベルですね。

すかさず装着!隙間からの風でさっそく涼しい…

一旦室内でクールダウンして汗を拭き、Tシャツも着替えてバックパネルを装着した状態で、再度実験スタート。3Dフレームで背中にしっかりフィットするためか背負い心地も安定していて、当たるような不快感や違和感はありません

写真で見た時点で分かる通りバックパックと背中の間に隙間があり、背負った瞬間から「アレ、いつもと違うぞ」という感触。歩き始めると隙間に空気が流れるからか、常に風を当てられているような若干ひんやりとすら感じる不思議な感覚でした。

モンベルバックパネル

さきほどと同じコースで30分ほど歩いてバックパックを下ろしてみたところ……うっすら汗染みはできていますが、目立ちやすいグレーのTシャツにも関わらず、何も付けていないときより明らかに染みが薄いのが分かるでしょうか!?

パネルを付けたときのほうが、明らかに汗をかかなかった

V.B.P.バックパネル装着時と非装着時の汗の違い

改めて並べて見てみると、やはりパネルを装着した方が汗が少ないことがわかりますね。

汗が少なかった実感もさることながら、使って感じた一番のメリットは、背中が蒸れて熱を帯びることがほぼなく、むしろ涼しくすら感じる新感覚。汗染みのあるなし以上に快適さを感じました

パネルを装着すると300gほど重くはなりますが、それほど重量を考慮する必要がない日常使いやデイハイクであれば、重量アップを上回る心地よさが得ることができそうです。

とは言え人によってはネックなのが…

4000円
出典:PIXTA

リュックに付けるだけで汗を軽減してくれることがわかった「V.B.P.バックパネル」ですが、お値段が4,400円。細かいスペックを見ていくと納得ではあるのですが、人によってはちょっと躊躇してしまう価格ではないでしょうか。

ダイソーの外観
撮影:相京雅行

となるとやはり頭にチラつくのが「似たようなの、100均にないかなぁ」。試しにダイソーを覗いてみたところ、まったく同じではないものの用途としては似通ったアイテムを発見! 物は試しと、こちらも使ってみました。

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